AIDAがセラピストを「FP」と呼ぶ理由
AIDAでは、セラピストのことをFP(フィールパートナー)と呼んでいます。「フィール(feel)=感じること」と「パートナー=相棒」を組み合わせた、AIDA独自の呼び方です。なぜわざわざ別の言葉を使うのか。そこには、業界の現状に対するひとつの問いかけがあります。
女性用風俗の「主流」がはらむ問題
女性用風俗のセラピストには、ホストやメンズコンカフェなどの経験者が流れ込んでくるケースが少なくありません。異性を喜ばせることに慣れた人たちです。ただ、そこで培われたスキルと、女性用風俗で求められるものは、かなりずれています。
恋愛感情をにおわせる会話、特別感を演出するための言葉、相手を高揚させるムードづくり。それ自体が悪いわけではないですが、こうした接客が性感マッサージの「プロセス」として機能しているかというと、話が別です。結果として、雰囲気だけで盛り上げて性器への直接刺激に持っていく、という流れが業界の一部で定着しています。
お客様の側も、慣れてくればわかります。これは恋愛ごっこだと。でも、それを求めて来ているわけではありません。
素人でもできることに、お金は払わない
女性が女性用風俗にお金を払う理由を、一度考えてみてください。
性器に触れてほしいだけなら、パートナーがいれば無料でできます。いなくても、マッチングアプリで探せばいい。お金を払ってまで来店するのは、そういう手段では満たされないものがあるからです。
来店する女性の多くは、世の男性の独りよがりな性行為や振る舞いに、どこかで疲れています。自分の感覚より相手のペースに合わせることが当たり前になっていて、自分が何を求めているかすらわからなくなっている人もいる。パートナーとの関係では絶対に出せない欲望を持て余している人もいます。
プロの仕事は、その欲望を引き出す場所をつくることでもあります。安心できる空間で、自分のペースで、自分の感覚だけを大切にできる時間。それに価値があります。素人には、それができません。
性感マッサージの本質は、直接的な刺激ではなくその手前にあります。体の力が抜けていく感覚、触れられることへの抵抗がゆっくりほぐれていく時間、自分の感覚を信頼できるようになるプロセス。それがなければ、どれだけ技術があっても表層をなぞるだけで終わります。そして、そういう施術は記憶に残りません。
来店前から緊張しているお客様がほとんどです。初回に限らず、何度か経験がある方でも、施術台に横になった瞬間に体が固まることがある。その固さをほぐすのは、いきなり技術を使うことではなく、部屋に入ってからの空気のつくり方です。どんな言葉をかけるか、どこから触れ始めるか、相手のペースをどう読むか。こうした積み重ねがあって初めて、施術が体の奥まで届くようになります。
プロセスを丁寧に扱える人と、結果だけを急ぐ人では、施術後のお客様の状態がまったく違います。前者には感想が生まれ、また来たいという気持ちが残ります。後者には、何かが足りなかったという感覚だけが残ります。
セラピスト側の動機も、問われている
これは求職者に正直に言っておきたいことですが、女性の体に触れることへの興味だけで応募してくる人は、この仕事が長続きしません。
女性の体に触れたいという気持ちがゼロとは言いません。ただ、それだけが目的であれば、この仕事である必要はありません。風俗に行く方が早い。
そういう動機は必ずお客様に伝わります。言語化できなくても、体が感じ取ります。何かが違う、この人は自分のことを見ていないという感覚。その違和感を持ったまま、お客様がまた来ることはありません。逆に言えば、本当に向き合っている人間には、それが伝わります。それが指名につながり、リピートになります。
AIDAが採用で誠実さや人間性を最優先にしているのは、この点を入口で見極めたいからです。採用率8%以下という数字は、それを担保するための基準です。
FPに込めた意味
フィールパートナー、つまり感覚を共にする相棒。この言葉が指しているのは、お客様の体と感情の両方に丁寧に向き合える存在です。
施術の技術は、提携のアロマスクールで本格的に学べます。ただ、技術を習得することと、それを使ってお客様の感覚に寄り添えることは、イコールではありません。AIDAの施術がお客様に支持されている理由を読むと、技術と寄り添いがどう組み合わさっているかが具体的に見えます。
AIDAが変えたいのは、業界の慣習です。施術者とお客様という関係ではなく、その時間を一緒につくっていく。プロとして向き合いながら、相棒として寄り添う。それができる人間を育てたいというのが、AIDAの出発点です。FPという呼び方には、その意志が込められています。
FPとして働くことを考えているなら
AIDAへの応募を考えているなら、面接・研修・収入の実態も合わせて読んでみてください。どんな人が求められ、どういう流れで仕事を始めるのかが分かります。
この仕事に向いているかどうかより、この仕事で何をしたいかを考えてみてほしいと思います。技術は研修で身につきます。向き合う姿勢は、自分の中から持ってくるしかありません。それがある人と一緒に仕事をしたいと、AIDAは考えています。
