効率化の時代に逆行する、時間をかけて人と向き合う仕事の話|それでも価値が上がる理由

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効率化の時代に逆行する、時間をかけて人と向き合う仕事の話

仕事の効率を上げることが、ほとんど無条件に正しいとされる時代になりました。短い時間でより多くをこなす、ムダを省く、自動化できるものは自動化する。そうした価値観は職場だけでなく、副業や個人の働き方にまで浸透しています。時給換算、コスパ、タイムパフォーマンス。仕事を選ぶときの基準も、いつの間にかそういう言葉で語られるようになっています。

そういう流れの中で、あえて時間をかけることを選んでいる仕事があります。女性用風俗のセラピストという仕事は、効率化とは真逆の設計の上に成り立っています。

90分という時間に何が起きているか

女風の施術は、短くても90分単位で組まれています。この時間の使い方は、一般的なサービス業とはかなり異なります。

最初の数分は、施術の説明よりも場の空気をつくることに使われます。お客様の緊張をほぐすために、雑談をしたり、部屋の香りや照明を整えたり、相手のペースに合わせて会話のテンポを調整したりする。この時間は、数字に換算すれば「何も生産していない時間」に見えます。しかし実際には、この入り口の時間の質が、その後の90分全体を左右します。

最初に安心感をつくれなければ、どれだけ技術が高くても体の力は抜けません。体の力が抜けなければ、施術の効果は半減します。効率よく進めようとすればするほど、かえって何も届かなくなる。この仕事には、そういう逆説があります。

時間をかけることが、価値そのものになる

効率化が進む社会では、時間をかけてもらえるという体験そのものが希少になっていきます。

コンビニのレジはセルフになり、銀行の窓口は減り、カスタマーサポートはチャットボットが対応する。利便性は上がっていますが、人が自分のために時間を割いてくれるという感覚は、日常の中でどんどん減っています。飲食店では回転率が重視され、美容院では次の予約が控えているから早く終わらせようという空気が流れることもある。サービスを受けているはずなのに、急かされている感覚になることが珍しくない時代です。

その文脈でいうと、90分間ひとりの人間が自分だけのために動いてくれるという体験は、単なるサービス以上の意味を持ちます。お客様が女風に求めているのは、施術の技術だけではなく、自分のために時間を使ってもらえるという感覚そのものです。その感覚を提供できる人間の価値は、効率化が進むほど上がっていきます。

副業として考えたとき

効率重視の副業といえば、短時間で高単価、スキマ時間に稼げる、といった条件が重視されます。女風セラピストは、その基準とは少し違う場所にあります。

1件あたりの拘束時間は長く、件数を増やすにも限界があります。ただその分、1件の施術の中で得られるものは多い。技術だけでなく、人の感情を読む力、場をつくる力、信頼関係を築く力。こうしたものは、件数をこなすことでは身につかず、1件1件に丁寧に向き合うことでしか育ちません。

副業として月に10本から20本程度の稼働を想定したとき、件数は多くありません。しかしその分、1件ごとの密度が高く、積み重ねていくことで確実に力がついていく仕事です。効率よく稼ぐことを目的にするより、時間をかけて人と向き合うことに価値を感じられる人の方が、長く続けられます。

AIDAが時間をかける理由

AIDAの研修が長期にわたるのも、同じ考え方の延長にあります。提携アロマスクールでの本格的な研修を経てデビューするまでには、相応の時間がかかります。早くデビューさせて早く稼がせる方が、セラピスト側には短期的なメリットがあるかもしれません。しかしそれでは、技術の土台が整わないままお客様の前に立つことになります。

時間をかけて基礎を身につけ、自信を持ってデビューできる状態にしてから送り出す。その方針は効率という観点からは遠回りに見えますが、長く活躍できるセラピストを育てるためには必要な時間です。デビュー後も継続的な研修や交流会を設けているのも、一度教えて終わりではなく、継続的に質を高めていく仕組みをつくるためです。

AIにできないことと、この仕事が持つ将来性についてはこちらでも触れています。

まとめ

  • 効率化が進む社会では、時間をかけてもらえる体験そのものが希少になる
  • 女風の施術は入り口の時間の質が90分全体を左右する逆説的な構造を持つ
  • お客様が求めているのは技術だけでなく自分のために時間を使ってもらえる感覚
  • 件数より1件の密度を高めることで力がついていく仕事
  • AIDAが研修に時間をかけるのは長く活躍できる人材を育てるため

AIDAがどんなお店かは、お店のコンセプトページでも確認できます。

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